岩松公民館で、防災意識プロジェクト(東日本大震災語り部派遣)が開催され、5年生と6年生が参加しました。講師は、宇和島市と姉妹都市である仙台市から来ていただいた危機管理局防災・減災部減災推進課の方です。

演題は「3.11東日本大震災を経験して」です。地震発生から1時間後に襲来した津波が町を飲み込む様子を報告する映像、被害の状況と避難所の生活の写真、そして、地図などを使って当時の状況を詳しく説明していただきました。

学びの一部を紹介します。
〇ある小学校は、避難所まで4㎞で歩いて避難する計画だったが、垂直避難の判断。5㎞の範囲で津波が来た。校舎避難の判断は正しかった。
〇2度逃げ、3度逃げをした人が助かっている。
〇阪神・淡路大震災では1秒で90㎝動く地震だった。地震の揺れに伴う被害も甚大。まずは、けがをせず動けることが大切。そうでないと避難ができない。
〇訓練をしていると、次に何をするかが決まっているので冷静に対応できる。
〇しっかりとした準備をすればするほど、復興は早い。

教科書やニュースだけでは決して伝わらない、被災された方々の「命の重さ」を伴った真実を学ぶことができた時間でした。