先人の思い
2025年9月10日 10時00分岩松小学校には、津島町模型池があります。縦7m横5mを超える長方形の池の中に、津島町の地形が配置されています。
この池は、昭和58年に設置され、今年で42年目を迎えます。この池の歴史を調べてみると、先人の思いを知ることができました。
昭和10年(今から90年前)岩松小学校で「北宇和郡郷土教育研究大会」が開催。その時に、研究の一つとして、岩松小学校の職員が津島町の模型を1年かけて作成しました。
昭和58年(今から42年前)新校舎(現在の校舎)完成後、津島町の模型をコピーして移動し、津島町模型池を設置しました。「新築落成記念」の冊子に完成当時の写真があります。御覧ください。
なぜ、津島町の地形のコピーを「津島町地形池」として設置したのでしょう。その理由は、「郷土を愛する子供に育ってほしいという願いで」と書かれていました。
岩松小学校の学校教育目標は「ふるさとを愛し、共に学び、未来を拓く岩松の子どもを育てる」です。令和7年9月17日(水)に、宇和島水産高校の先生と生徒のみなさんの力を借りて、岩松小学校の3年生が「津島町地形池」復活のために活動します。90年の歴史がある津島町地形池。3年生のみなさん。先人の思い「郷土を愛する子供に育ってほしいという願いで」を胸に、しっかりと活動しましょう。この日は、岩松小学校の新たな歩みが始まる歴史的な日なのです。