伝統になるのには理由がある 2025年12月4日 10時00分 4年生が、総合的な学習の時間に講師の方をまねいて、津島町の「五つ鹿」と「ほていさま」について学習をしました。 ○五つ鹿踊り○ 仙台と宇和島の違いを動画を交えながら説明していただきました。力強く地面を踏みしめて踊る仙台の鹿踊り、静かに流れるように踊る宇和島市の鹿踊り。違いが良く分かりました。南予地方の鹿踊りは、太鼓を叩きながら「回れ回れ水車、遅く回りて、せきにとまるの、せきにとまるの」歌って踊ります。3人の児童が前に出て歌ってくれたので、地域による違いがよく分かりました。 ○ほていさま○ ほていさま保存会の方に、岩松の成り立ちから小西家の話、ほていさまの誕生と変遷、ほていさまの仲間たちについて教えていただきました。 最後に、ほていさまの秘蔵お着替え写真も見せていただき、子どもたち大歓声でした!鹿踊りは踊った子も見たことある子もたくさんいたのですが、ほていさまは見たことがない子が大半だったので、地元のお練りについて学ぶ良い機会となりました。 一つ前の人が次の人へ、次の人がまたその次の人へとバトンのように渡して、ずっと大切につないできたのが伝統です。ほていさまは、存続の危機が2回あったそうですが、子供の頃から親しんで来られた有志の方が残そうと立ち上がられ今に至っています。 想いがあるから伝統はつながる。先人の方々が示した努力を道しるべとし、この伝統がこれからも生き続けるようすることが大切なことを学ぶことができました。