R6岩松小学校日記

　今日のすこやかタイムは、 平成30年の西日本豪雨災害を体験された先生のお話を聞きました。

〇先生のお話〇

　７時前にすごい雨音で目が覚めました。朝、出勤する準備をしていると、家族が「隣の山が崩れた」と言いました。生まれてから今まで、一度もそんなことはありませんでした。家にいては危ないと思いすぐ家族全員で外に出ました。外は土の匂いがして、くるぶしまでの水。逃げようと思っても、そこが畑か道か溝かもう分かりません。どんどん水が増えていきます。あっという間に腰まで水につかりました。その時、３軒隣の家の２階にいた人が声を掛けてくれて、その家に避難することができました。３軒横の家に行くまでに、水はもう胸の高さになり、近くにある車は水の中に沈んでいました。

　児童のみなさんは、避難訓練をしていますね。ひょっとしたら、自分の身の回りには災害が起きないという気持ちがあるかもしれません。先生も、自分が住んでいるところで災害が起こるとは思っていませんでした。でも、先生は災害を体験しました。心構えと準備が大切なことが分かりました。みなさんも今のうちに、家族でどこに避難するか確認したり、避難する時に持ち出すものを準備しておいたりすることが大切です。

　岩松小学校では、地震、津波、火災、不審者等の避難訓練やミニ避難訓練を実施しています。今日のお話を聞いて、児童はより真剣に訓練に臨むようになると思います。また、今年度、山本稔人材育成基金を活用させていただき、全校児童分の防災ヘルメットを購入しました。万が一のときにはすぐに使用できるように、各自の机の横に掛けておくようにします。